「ChatGPT」って最近よく聞くけど何ができるの?
「ChatGPT」って仕事でどのように活用できるの?
皆さん、「ChatGPT」という名前は聞いたことがあるものの、どのように活用できるのか分からない人が多いのではないでしょうか。今回は、「ChatGPT」の始め方や私自身が実際に使ってみて役に立つと感じた活用方法等について、ご紹介したいと思います。
- 「ChatGPT」の基本的なことが理解できる
- 「ChatGPT」の活用方法を習得できる
- 「ChatGPT」の注意点を把握できる
ChatGPTの概要
ChatGPTとは
「ChatGPT」とは、OpenAIという企業が開発した言語モデルを搭載したチャットボットになります。言語モデルというのは、大量のテキストデータから言語や知識を学習し、より自然な文章(回答)を生成してくれるAI(人工知能)で、OpenAIが開発した言語モデルを「GPT」といいます。
GPTの種類について
「GPT」より後ろの「-〇」はシリーズを表しており、下記の通りアップデートされてきました。
種類 | 発表時期 |
---|---|
GPT-1 | 2018年 |
GPT-2 | 2019年 |
GPT-3 | 2020年 |
GPT-3.5 | 2022年3月 |
GPT-4.0 | 2023年3月14日 |
「ChatGPT」は「GPT-3.5」を搭載し、2022年11月30日にリリースされました。その後、2023年3月に「GPT-4.0」が登場したため、現在「ChatGPT」は「GPT-3.5」と「GPT-4.0」の2つが利用可能となっています。
GPT-3.5とGPT-4.0の違いについて
「GPT-4.0」は「GPT-3.5」の上位モデルという認識で問題ありません。文章の生成量や回答精度等が向上しています。また、「GPT-4.0」でしか使用できない機能もあります。(詳細は別の記事で解説したいと思います)
ChatGPTの利用料金
概要でも記載しましたが、現在「ChatGPT」は「GPT-3.5」と「GPT-4.0」の2種類の言語モデルが利用可能です。「GPT-3.5」は何と無料で使用することができます。「GPT-4.0」は「ChatGPT Plus」のプランに加入する必要があり、月20ドル費用が発生します。
ChatGPTの始め方
1.「ChatGPT」の公式サイトに接続します。
2.「Try on web」をクリックします。
3.「Sign UP」をクリックします。
4.メールアドレスを入力し、「Continue」をクリックするか、「Gmail」等のメールアドレスを持っている場合、下記の「Continue with ~」をクリックします。
5.【「Continue with ~」をクリックした場合は不要】設定したいパスワードを入力し、「Continue」をクリックします。
6.【「Continue with ~」をクリックした場合は不要】下記画面が表示されたら、OpenAIからメールが届きますので、メールの受信箱を確認します。
7.【「Continue with ~」をクリックした場合は不要】OpenAIから届いたメールを開き、「Verify email address」をクリックします。
8.「First name(名前)」、「Last name(苗字)」、「Birthday(誕生日)」を入力し、「Continue」をクリックします。
9.携帯の電話番号を入力し、「Send code」をクリックします。
10.先ほど入力した電話番号を使用している携帯に6桁のコードが送られてきますので、そのコードを入力します。
11.下記画面が表示されたら、登録完了になります。
ChatGPTの活用方法
文章の添削(修正)
私が一番利用しているのは文章の添削です。言い回しや文法等を調べたり、修正したりする時間が短縮されるので、かなり有用だと感じています。例として、下記の通りメールの送信文の添削をお願いしてみました。結果、このまま送付できるレベルの丁寧な文章に修正してくれました。
文言のアイデア出し
次によく使用しているのは文言のアイデア出しです。文章を作成していると、別の言い回しにしたいけど思いつかないことがあると思います。その際、「ChatGPT」に聞くことで複数の言い回しを提案してくれるため、文章作成の時間短縮に繋がります。
ChatGPTで注意すること
生成される内容には注意する
「ChatGPT」は今までの学習データを基に文章を生成するため、内容によっては不正確な情報が含まれる可能性があります。生成された文章は一度内容に間違いがないか確認することをおすすめします。
検索(調べもの)には向かない
先ほどと同じ理由になりますが、内容によっては不正確な情報が含まれる可能性があるため、検索(調べもの)としては使用しないほうがいいでしょう。
機密情報は使用しないほうが無難
「ChatGPT」に入力されたチャットは「GPT」の学習に使用されてしまうため、機密情報を含んだ内容は使用しないことをおすすめします。(学習への使用は、設定で無効にできますが、他にもOpenAIでは不正利用の監視等で会話履歴を30日間保存する運用となっているため、サイバー攻撃等の情報漏えいのリスクを考慮すると、やはり使用しないほうが無難でしょう)
終わりに
「ChatGPT」の活用方法や注意事項等解説しましたが、超便利ツールであることには間違いありません。現在の「Microsoft Office」のように使用するのが当たり前の時代になると思いますので、今のうちに少しずつ触って、身に着けていきましょう。